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電動リール 漁師を支える
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ミヤマエ(東大阪市)は1967年に世界で初めて釣り用電動 リ ー ルを開発したパイオニア。
80年代からは漁師が使う大型製品に力を入れ始めた。
現行製品で約200kgのクロマグロを悠々と釣り上げられる 自動巻上げの精度と耐久性を追及し、
この分野では世界のほぼ9割のシェアを占めるという。
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一般の釣り人と違い、漁師は多少のしけでも海に出る。 船の上で海水をかぶり続けるリールの中身は、魚の引きを感知し、一定の糸の張力を維持するようにモーターを自動調整する精密装置。内部に少しでも海水が入ると故障してしまう。
潮風と荒波をものともせず、高い防水性を維持するのがプロ向け電動リールの条件だ。 |
5万円前後の一般向けリールから、50万円超のプロ用大型リールまで、すべての製品を手作業で確認するこだわりが高いシェアを支えている。 「これが我々の誇りなのです」
宮前社長は工場の片隅に飾られた塩まみれの電動リールを指さした。 知人の漁師が使っていたもので、7年間の酷使を故障一つせず耐えたという。
ミヤマエの製品は他社より一回り大きくデザインもやや武骨。
社長は「うちの製品は自動車で言えばトラックだから」 |
「これからはレジャーの時代」と電動リールを商品化
「釣り糸は手で巻き上げる」と言う固定観念の前に当初はまったく売れなかったが、テレビ番組で鮮やかな赤色のキンメダイが5〜6匹釣連なって釣り上がる様子が放映されると問い合わせが殺到した。 |
80年代にはゴルフクラブを持ってボールを打つロボットを開発した。
クラブの耐久性試験を自動化するアイディアを世界に先駆け発表し、今では国内外のほぼすべての主要クラブメーカーに製品を供給する。
現在、収益を支えるのは利幅の大きい電動リールとゴルフロボット。
「アイディアさえあれば苦境も打開できる」といった意識が浸透するミヤマエの社内には、百年に一度と言われる
不況に悲そう感はない。
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